2019年4月30日火曜日

第124話 看護部長のつぶやき34「平成最後の」

~看護部長が看護にかかわるさまざまな「気になること」を
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皆さま、こんにちは。河本智美です。
G.W真っ只中の本日は430日です。当院は、430日、512日は外来診療をしています。通常とは変更がありますので、来院される方はご注意ください。当院の新人看護師は、G.W明けまで新人研修を行っています。様々な知識や技術を講義や演習で振り返り、グループワークで深めています。瞳を輝かせて学習する姿は、頼もしくもあり今後の成長が楽しみです。

さて、明日(51日)は、「即位の日」ということで、「平成」から「令和」の始まりとなりますね。先日、「オリコン平成ランキング」で「平成No.1ヒット曲」が発表されていました。さて、どの曲が浮かびますか♪♪♪?そうです!!「世界に一つだけの花」です。「世界に一つだけの花」はドラマの主題歌で、槙原敬之さんの作詞作曲です。一人ひとりの個性を花に見立てた「No.1よりオンリーワン」という歌詞に多くに人が共感し、世代を超えた大きなヒットとなった曲です。

また、41日の新年号発表時には、安倍晋三内閣総理大臣が記者会見において、この曲に触れておられましたね。「元号選定にあたっての『令和』を担う若い世代への思い」を聞かれ、「平成の時代のヒット曲に『世界に一つだけの花』という歌がありましたが、次の時代を担う若者たちが、明日への希望とともにそれぞれの花を咲かせることが出来る。そのような若者たちにとって希望に満ちあふれた日本を国民の皆さまと共に作り上げていきたいと思っています。」とコメントされています。

まさに、記録、記憶ともに「平成」を代表し「令和」への橋渡しをする楽曲と言えますね。発売当時のインタビユーで中居正広さんは、「出るタイミングだとかその時の日本の状況とかでこういう結果になったと思う。曲に恵まれたというのもありますし、いろんな運命的なものが(あった)」と答えているそうです。

「看護」という舞台で、時には悩み苦しむこともありますが、その山を乗り越えたとき、一回り成長した自分があることを信じ「感謝」の気持ちと「謙虚」な姿勢を忘れず、日々切磋琢磨してほしいと思います。ただ、いろいろな意味で「タイミング」は決して逃してはいけないですけどね~。(笑)まだ、新人看護師には難しいですが・・・。新人看護師の研修風景を見ていて、ふと・・・そういう気持ちになりました。(^^)y-.o
引用参考:https://www.oricon.co.jp

2019年4月17日水曜日

第123話 日常のひとこま7「高齢者糖尿病療養指導の体験を通して ~地域との連携の重要性~」

~ 師長・副師長・主任Nsが 日々あふれている「日常ひとこま」 を
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みなさんこんにちは。4階病棟 副師長 村上 由佳子です。
新年度を迎えて早1か月が経とうとしています。新入職員の皆さんも少し、職場の環境にも慣れてきた頃でしょうか。
今回、私は何をブログのテーマにしようかと悩みましたが…。糖尿病療養指導士である私が行ったある患者様の事例について紹介させて頂こうと思います。
「糖尿病=生活習慣病」というくらい生活スタイルが欧米化してきている現代、高齢者糖尿病♯独居♯血糖コントロール不良がキーワードとなる患者様が増えてきています。

この患者様は、ご主人と2人暮らしですが、高齢でご主人の協力が難しく薬物の自己管理困難な患者様でした。
再診のたびに糖尿病性昏睡のリスクを看護師が心配するぐらいの高血糖でした。その日もインスリンを混注した輸液を点滴後、持効型インスリンを打ってから帰宅という医師の指示がありました。
「点滴が終わられましたらインスリンを打ちますので院外薬局でお薬をもらってきてもう一度、病院に戻ってきてくださいね」と看護師がお声をかけていましたが、一向に戻ってこられないので自宅へお電話すると「病院に戻ること忘れてました!」とのご返事でした。医師へ報告し、その日は、インスリンの単位数を間違えないよう自宅で自己注射してもらうこととなりました。
医師は、インスリン強化療法にて血糖コントロールをする治療計画でしたが、1日1回の持効型インスリンと内服薬でコントロールとなってしまいました。
2週間後、採血データをみると更に悪くなっている状態でした。
再度、インスリン自己注射の手技確認、栄養指導を行いました。

このことから、インスリンの確実な投与の必要性を感じ受診時はもとより、訪問看護を利用されていたので訪問日には看護師がインスリンを打つように連携を取りながらコントロールをすることとなりました。
まだまだコントロールは困難ですが、他科でもよく見かける患者様でしたのでお会いすると、「調子はどうですか?」など看護師からお声をかけ「大丈夫です」という返事と明るい表情をみて安心しています。

「糖尿病療養指導」の役割は、患者様に指導を行うだけではありません。高齢者糖尿病患者様であるとなおさらです。患者様を取り巻く家族や地域との連携がとても重要で、医療関係者のサポートがなくてはならないものだとつくづく感じます。
これからもこの患者様にとって「今、何が必要か?」を考えて、チームでサポートできる糖尿病療養指導を目指していきたいと思います。
これからもご指導のほどお願いいたします。

2019年4月12日金曜日

第122話 新人看護師研修が始まります!

皆さんこんにちは。広報担当 宮浦です。
少しずつ暖かくなってきました。先日姫路城に夜桜を見に行ってきました。肌寒さの中、たくさんの方がお花見を楽しまれていました。春、楽しみたいですね(*'ω'*)

先日入職式、接遇研修を終えた新人看護師がツカザキ病院での勤務を開始しました。
当院では33名の新人看護師を迎えました。最初に電子カルテの使い方を教わったり、e-ラーニングの方法を学んだりと基本的なオリエンテーションが行われました!
今年は看護部の新人研修の前に病棟発表があり、みんなのそわそわした姿も見られました!土曜日には毎年恒例の「社会医療法人三栄会 開院記念パーティー」も行われ、年々人数が増す式典に私も圧倒されました(; ・`д・´)
4月第三週より新人看護師研修が行われます。また新人看護師のリアルな姿をお届けしますので、お楽しみに!(^o^)/

2019年4月3日水曜日

第121話 日常のひとこま6「透析での繋がり」

~ 師長・副師長・主任Nsが 日々あふれている「日常ひとこま」 を
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こんにちは。ツカザキ病院透析室 看護副師長 矢野聡子です。
春は、卒業・入学と別れの悲しみもあれば、新しい出会いに喜びと期待溢れる時期ですね。
最近、94歳で最長老であった外来透析患者様との急な別れがありました。
94歳で、元気にシルバーカーで歩いてこられていた姿や自宅で何度も転倒されて手足に傷を負っておられても骨折ひとつせず、「こけたんや~」と笑っておられた逞しい姿にいつも驚き!!支える息子さん夫婦のご苦労を近くで聞いたり、相談に乗ったりと…それも、今では良き思い出です。

透析患者様の高齢化に伴い、認知症の発症、フレイルの進行、ADL(日常生活動作)の低下に伴う支える家族の介護困難など様々な課題が山積です。最近、福生病院での透析患者の死亡が世間でとりざたされています。あくまでも私の私見ですが、透析を選択するか否か、命の選択を迫られた時、とりまく医療スタッフが患者の揺れ動く思いを聞き、意思決定の支援が出来ていたならこのような事例は起こらなかったのではと思ってしまいます。
日本透析医学会は、2014年に「透析治療の『見合わせ』を検討する主な手順」として、方針の決定には、患者を中心に家族や医療チームで十分に話し合い、場合によっては、倫理委員会の助言を受けるなどし、合意内容の文書化や意思決定プロセスの情報共有を行うことが必要であると提言しています。

透析患者様とお話しをする中で、患者様からふと「透析を明日から止められんかなあ」、「透析は途中でしなくても良くなることはないんかな」「明日からは透析来ないよ」と、透析を選択したものの続けていくことの辛さを吐露される場面に出会います。
そのような場面に関わり、支えとなる看護師の役割は大きく、透析を選択した患者様の希望をお聞きし、患者様にあった理想の透析(至適透析)を行い、QOL(日常の生活の質)が改善できるような透析看護を目指し、スタッフと共に日々努力していきたいと考えています!!
引用:日本透析医学会の提言(2014)より

2019年4月2日火曜日

第120話 平成31年度 社会医療法人三栄会 入職式が行われました!

みなさんこんにちは。広報担当 宮浦です。
本日新元号が発表されましたね。慣れない響きに戸惑いますが、きっと「昭和→平成」の時も国民の皆様は戸惑われていたんだろうなと思います。初の元号が変わる体験に少しそわそわしています(゜-゜)
そんな私とは違ったそわそわを感じられているのは、本日より当法人へ入職された新卒者の皆様だと思います!

本日、平成31年度 社会医療法人三栄会入職式が行われました。
現在工事の兼ね合いで、院内での入職式を行うことができず外部での入職式となりました。
皆さん緊張された面もちではありましたが、久しぶりに顔を合わせる同期にホッとした様子も見られました(*'ω'*)
新卒者だけでなく、様々な職種で新たな顔ぶれが増えました。ますます地域医療に貢献できるよう大きな組織体制へと変化しています…!
今年も皆様へ当院看護部の様子を身近に感じて頂けるよう、リアルな姿をお届けしたいと思います♪(゚∀゚)よろしくお願い致します。
blog担当 宮浦