2020年3月26日木曜日

第173話 2つの研究発表会

『事例研究発表会』と『看護研究実践報告会』
看護部では、毎年院内で2つの看護研究発表会を行っていますので、ご紹介します。
1つは、卒後2年目の看護師達が1年間をかけて取り組んだ成果である『事例研究発表会』で、今年は221日午後に開催しました。発表者は25名で、写真やイラストを活用した趣向が凝らされた内容で、堂々と発表していました。発表会には、毎年母校の先生方にもご出席していただいており、今年も4校の先生方7名にお越しいただきました。先生方からは卒業生の成長を称える講評をいただき、私達が母校の先生方と共に卒業生の成長を喜び合う機会となっています。
卒後2年目の看護師達は、少なからず看護大学や専門学校で看護研究を学んできています。けれども、改めて、看護実践経験を積みながら自己の研究課題を見い出し、先行研究を調べるなどして解決に向けて取り組むことで、学生時代に培った看護観をより深めることができ、その教育的意義は大きいと考えます。
『事例研究』は卒後2年目の研修プログラムに組み込んでおり、1年間に渡って教育支援室の教育担当専従者から研究指導を受けます。指導内容は、e₋ラーニングを活用しながら、文献検察方法、研究計画書の書き方、研究倫理委員会受審の仕方、抄録原稿の書き方、発表スライドの作成方法など、一連の看護研究の基礎をしっかりと指導します。このうち45名は、さらに発表後の指導を受け、院外の学会に発表予定です。

もう1つは『看護研究実践報告会』で、今年は、3月3日午後に開催しました。こちらは11部署からそれぞれ2~3名の担当者が選出され、同じく教育支援室の教育担当専従者から指導を受けながら2年間看護研究に取り組みます。取り組み1年目の部署は、中間発表として研究計画を発表します。こちらも、院内教育プログラムに組み込んでおり、人材育成を目的に実施しています。例年この発表会は、実習をお引き受けしている3大学の先生方にもご案内し、講評をしていただいておりました。残念ながら今年はご参加を見合わせていただきましたが、大学の先生方からご意見をいただくことは、発表者の励みとなっております。
看護研究に取り組むには、通常業務以外に多くの労力と時間を必要とするため、臨床看護師にとっては負担が大きいです。そのため、当院では、原則勤務時間内に指導を受けられる体制を取っており、やむを得ず夜勤明けや休みに指導を受ける場合には、時間外手当が支給されます。また、文献検索は医学中央雑誌のWEBを法人契約で利用でき、文献も自己負担なしで取り寄せてもらえます。そして、学会で発表する場合には、出張扱いとなり、日当と奨励金が支給されます。学会での発表に至るには大変な労力を必要としますが、発表者からは、努力が報われる達成感が得られるとの声が聞かれています。今年の発表には、すでに学会で発表した2題が含まれていましたが、他発表は、これから学会発表を目指しています。

私達看護専門職の役割は、自分達が行っている看護実践の基礎となる科学的知識体系を発展させることです。そのため、日々看護実践している臨床看護師達が看護研究を行うことによって、基礎となる科学的知識体系を発展させることができ、患者さんに最新かつ最善の看護サービスを提供できると考えています。

ツカザキ病院は、水準以上のよりよい治療の実践を目指しています。私達看護職は、今後も看護研究に取り組み、より質の高い看護の提供に努力して参ります。

看護部教育支援室 室長
笹谷 孝子

2020年3月21日土曜日

第172話 インターンシップの受入れを担当しました!

こんにちは。本館4階病棟 看護師Yです。
令和2222日にインターンシップを開催し、12名の看護学生が参加してくれました。
◆病院説明・ランチタイム ー
まずはじめに、看護部長からの病院説明や就職活動についての講話がありみんな緊張した表情で、メモをとっていました。
ですがその後のランチタイムでは先輩看護師と一緒にお弁当を食べながら、緊張もほぐれてきたのか多くの笑顔があり、多くの質問も飛び交いながら話も弾みました。

◆インターン開始! 
午後からは各病棟の説明を受けながら、病棟カンファレンスやリハビリ、患者様とのコミュニケーションを見学しました。
見学後は自分で希望した気になる病棟でシャドーウィングを行いました。

私の病棟では3名の看護学生が見学に来てくれました。
足浴や洗髪の清潔ケアを行った後、4階病棟の特徴でもある、人工肛門増設術後に使用するパウチを実際に見て、多くの種類からその人に合わせたパウチを選定する難しさを感じていただきました。
また、患者様やその家族様とのコミュニケーションも行い、実際の看護師との関わりを見ていただきました。

◆学生の声 
参加していただいた看護学生さんより、
「実習では行けなかった診療科の病棟にいくことができ、看護の実際を知れてよかった」
「多職種間でのカンファレンスから、チーム医療の実際を感じることができた」
など、さまざまな感想をいただきました。

◆インターンシップを通して ーーー
自分自身のなりたい看護師像や、就職について考える1つのキッカケになったと思います。
また、私たち自身も学生時代のことを思い出すことができ、そこからまた新人教育での指導の際に役立てていきたいと学習できました。

次回のインターンシップは321日、28日を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの影響で中止となってしまいましたが、4月に病院見学会を予定しています。
詳細は看護部ホームページをご覧ください。
新型コロナウイルスも感染が拡大してきておりますので、みなさんも手洗いうがいを再度徹底して行い体調管理してくださいね。

2020年3月17日火曜日

第171話 日常のひとこま28「回リハ病棟での看護」

~ 師長・副師長・主任Nsが 日々あふれている「日常ひとこま」 を
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こんにちは、今回は新館4階の谷本が担当します。春の陽気が感じられ、気持ちがワクワクするような季節になりましたね。回リハ病棟が開設して2度目の春を迎えます。


新館4階は回復期リハビリテーション病棟(以下回リハ)で主に自宅退院を目指す患者さんがリハビリを行う病棟です。医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・社会福祉士・管理栄養士・薬剤師との連携が密で、1人の患者さんに対しそれぞれの視点で考え何度もカンファレンスを行い在宅へと繋げていきます。急性期の治療が終わり自宅に帰るにはまだ不安があるなかで、障害を受け止められず苛立ちや苦痛を表現される患者さんもいらっしゃいます。回リハ看護師は身体的な介助だけでなく精神的な支えとなり患者さんの思いに寄り添います。家族も同様です。「今の状態で家に帰っても大丈夫かな?」「トイレやお風呂はどうしたらいいんだろう?」等様々な不安があります。
でも大丈夫です!セラピスト・看護師が連携し在宅での生活を見据えたリハビリを行います。起きてから寝るまで、更衣・整容・食事・排泄・入浴等ADLの全てがリハビリです。私達スタッフの働きかけにより、前向きに、表情も明るくなりリハビリに励む姿が多く見られるようになります。患者さんが、日々リハビリに励む姿を通して、私もがんばろう!と力をもらう毎日でもあります。

また、レクリエーションにも大事な効果があります。ベッドから離れ、多患者と交流しながら季節毎に患者さん・スタッフ共同で様々な作品を制作します。制作しながら患者さん同士同じ悩みを分かち合い、時には励ましあう姿もよく見られます。
回リハ病棟では急性期看護とはまた違った視点が大事になってきます。なにより大切なのは患者さん・家族の心に寄り添う気持ちと看護です。退院した患者さんが笑顔で近況報告に来てくれるときはスタッフ一同大喜びです。「病棟に来たときは車椅子2人介助だったのに杖で歩いてる!」「喧嘩しながら家でボチボチやっていますよ!」こんな瞬間は回リハ病棟でしか味わえないことだと思います。

今後医療・看護はますます病院から地域・在宅へ変容となっていきます。回リハ病棟で少しでも多くの患者さんが在宅へ帰れるよう、スタッフ一同力を合わせ心に寄り添う看護の提供を行っていきたいと思います。

2020年3月9日月曜日

第170話 看護部長のつぶやき47「一年通天」

~看護部長が看護にかかわるさまざまな「気になること」を
                    不定期につぶやき、発信するページです。~
皆さま、こんにちは。河本智美です。
あっという間に3月ですね。一日が「ホントに24時間ある?」って感じてしまうぐらい、年度末から年度初めはめまぐるしく毎日が過ぎていきます。今年は、さらに「新型コロナウィルス」の国内感染拡大につき、日々の生活が変化しているのでさらに煩雑さを増していますね。当院看護部も様々な看護実践の発表会を縮小や延期としています。残念ですが仕方ありません。
さて、この時期は別れの季節です。自分の夢に向かってチャレンジするために当院を羽ばたいていく看護師もいます。「都会に行って自分を試したい」とか「認知症看護をやってみたい」「被災地で人々とかかわりたい」「保健師の仕事がしたい」「養護教員として頑張りたい」・・・決断するには不安もたくさんあると思いますが、その勇気と信念には敬意を表したいと思います。そして、チャレンジンを応援したいと考えています。

そのようなときに、ふと「一念通天」という言葉を目にしました。いつものようにその意味をググってみますと、「どんなことでも、ひたすら信じて念じ続ければ、必ず天に通じて、成し遂げられるということ。」とありました。
世の中の多くの人々は、不安や不満もありつつも毎日それなりにある程度満足した生活を送っているでしょう。しかし、心のどこか片隅に、はるか以前に自分が描いていた夢を持ち続けながら、忘れ去っているかのように日々の生活を過ごしているのではないでしょうか。一方、ふとした瞬間にその夢を手繰り寄せている自分に気づくこともあるのではないかと思います。自分の夢であった「憧れの自分」になろうと思う時、現実を考えると早々簡単なことではないことも知っていて、それは思うだけにとどまらざるを得ないことも知っています。しかし、そこでどう受け止めるか、受け止め方次第で自分自身の変化や成長につながっていくのだと思います。

自分の夢に向かって羽ばたく若者を見送るこの季節、50歳になった自分も思い描いていた夢に向かって一歩前進することにしました。続けられるか不安もありますが、立ち止まってはいられません。夢であった「憧れの自分」になれるよう、諦めることなく努力していきたいと思います。皆さんも、「夢」「憧れの自分」について、考えてみてくださいね。この季節だからこそ・・・。(^^

2020年3月6日金曜日

第169話 日常のひとこま27「教育担当者としての実感」

~ 師長・副師長・主任Nsが 日々あふれている「日常ひとこま」 を
                   不定期につぶやき、発信するページです ~
皆さんこんにちは、5階病棟の大塚です。
今シーズンは、雪が少なかったですね。年々雪が少なくなり、初滑りも12月下旬だったのが、1月になり・・・まさか今年は2月って!そんなことありますか?雪を求めて新潟まで行きました。何とか雪があり、やっと滑れるとリフト券を購入。いざリフトへ。ストップ!ストップ!と止められてしまい、何事かなぁ?と思っていると、強風でリフトならずゴンドラまでもが動かないと・・・。泣く泣く帰ってきました。あぁ~普段の行いが悪いのでしょうね?(笑)結局、仕切り直しで2月にオープンした県内のスキー場へ行ったというオチです。

さて、私は年々滑る事より、ボード帰りの温泉と温泉後のわいわい皆で食べるご飯の方が楽しくなってきています。雪が少ない事は、雪かきをしないといけない地方では喜ばしい事ですが、水不足や暖冬の影響で冬の野菜が大豊作になり価格が暴落したりレジャー観光施設に影響が出たりと温暖化対策が大切になってきますね。
しかし、「滑る、滑る」とこの時期にすみません。もうすぐ4月になり、新人職員が入職の時期ですね。ここ数年、私は新人看護職員の教育担当をしています。年々、入職者が増え喜ばしい事ですが、研修の企画を立案したり、記録物の確認を行ったり、本当に大変です。しかし、遣り甲斐がある役割でもあります。

◆少しずつ成長する若手看護師ーーー
先日の研修では、心肺蘇生の講習があり、インストラクターとして2年目の先輩看護師が指導にきてくれました。その頼もしい姿に感激しました。
またある時のHCU内の出来事ですが、(実は、私は12月までHCUで勤務していたのです。HCUとは皆さんもご存じの通り高度治療室であります。)循環動態が不安定な患者様で緊急に処置が必要になり、手術室までの移送が困難となりHCU内で処置が始まりました。先生はもちろん臨床工学技士、手術室の看護師など多くのスタッフが関わり治療がなされました。その中で、2年目の手術室看護師が器械だしを行っていました。他部署のスタッフとは研修でしか関われないのですが、その姿を見て感動しました。後々聞いたのですが、それが初の器械だしデビューだったと・・・。

新人の時から関わった看護師の成長していく姿を頼もしく感じると共に、お手本となるよう先輩看護師として気を引き締め頑張って行きたいと改めて思いました。頼もしい先輩看護師がたくさんいるツカザキ病院で一緒に働いてみませんか?入職希望お待ちしております。