2020年3月9日月曜日

第170話 看護部長のつぶやき47「一年通天」

~看護部長が看護にかかわるさまざまな「気になること」を
                    不定期につぶやき、発信するページです。~
皆さま、こんにちは。河本智美です。
あっという間に3月ですね。一日が「ホントに24時間ある?」って感じてしまうぐらい、年度末から年度初めはめまぐるしく毎日が過ぎていきます。今年は、さらに「新型コロナウィルス」の国内感染拡大につき、日々の生活が変化しているのでさらに煩雑さを増していますね。当院看護部も様々な看護実践の発表会を縮小や延期としています。残念ですが仕方ありません。
さて、この時期は別れの季節です。自分の夢に向かってチャレンジするために当院を羽ばたいていく看護師もいます。「都会に行って自分を試したい」とか「認知症看護をやってみたい」「被災地で人々とかかわりたい」「保健師の仕事がしたい」「養護教員として頑張りたい」・・・決断するには不安もたくさんあると思いますが、その勇気と信念には敬意を表したいと思います。そして、チャレンジンを応援したいと考えています。

そのようなときに、ふと「一念通天」という言葉を目にしました。いつものようにその意味をググってみますと、「どんなことでも、ひたすら信じて念じ続ければ、必ず天に通じて、成し遂げられるということ。」とありました。
世の中の多くの人々は、不安や不満もありつつも毎日それなりにある程度満足した生活を送っているでしょう。しかし、心のどこか片隅に、はるか以前に自分が描いていた夢を持ち続けながら、忘れ去っているかのように日々の生活を過ごしているのではないでしょうか。一方、ふとした瞬間にその夢を手繰り寄せている自分に気づくこともあるのではないかと思います。自分の夢であった「憧れの自分」になろうと思う時、現実を考えると早々簡単なことではないことも知っていて、それは思うだけにとどまらざるを得ないことも知っています。しかし、そこでどう受け止めるか、受け止め方次第で自分自身の変化や成長につながっていくのだと思います。

自分の夢に向かって羽ばたく若者を見送るこの季節、50歳になった自分も思い描いていた夢に向かって一歩前進することにしました。続けられるか不安もありますが、立ち止まってはいられません。夢であった「憧れの自分」になれるよう、諦めることなく努力していきたいと思います。皆さんも、「夢」「憧れの自分」について、考えてみてくださいね。この季節だからこそ・・・。(^^