2018年4月6日金曜日

第84話 看護部長のつぶやき21「一期一会」

~看護部長が看護にかかわるさまざまな「気になること」を
                    不定期につぶやき、発信するページです。~

皆さま、こんにちは。河本智美です。
4月・・・新年度のスタートです。42日(月曜日)総勢56名の新入職員の緊張の中、当法人の入職式が執り行われました。(詳しくはブログ担当のMさんの記事を見てくださいね~)当院看護部も25名の新人看護師と1名のメディカルクラークを迎えました。皆さま、入職おめでとうございます。よろしくお願い致します。

さて、本日のつぶやきは「一期一会」です。そんな季節ですよね~。3月の別れと4月の新たな出会い・・・。「一期一会」の意味ってホントはどうなんでしょう。「一期」は生涯、「一会」はただ一回の出会いという意味で、つまり「生涯でただ一度まみえること。一生に一度限りであること。」(広辞苑)つまり「生涯でたった一度の出会い」という意味だそうです。
しかし、よく考えてみると私たちは同じ人に何度も出会ってはいるけれど、その都度、シチュエーションが変わり、全く同じ出会い方はしていないのです。それなら、何度出会いを重ねても「一期一会」と言えるのではないでしょうか?私たちの『患者様やご家族様との関わり』も同じですよね。ましてや、病院という「非日常」な場所で、身体的な不調があるときに出会うわけですし・・・。そんな時に私たち医療従事者と毎日顔を合わせる、患者様やご家族様は、言葉を交わすその一瞬一瞬が「一期一会」だといえます。だからこそ、その一瞬を意識して、より相手を思いやることで、私たちの言葉の使い方、物事の考え方、人との相対し方なども、もっともっと心のこもったものに変わっていくのではないでしょうか?

今日、皆さんと出会えたことに感謝して、そして、患者様やご家族様、私たち医療従事者の笑顔あふれる「一期一会」がたくさん増えることを願いつつ、新年度初のブログとさせていただきます。(^^
引用参考:Nursing BUSINESS 2018 vol.12 no.4