2019年12月16日月曜日

第155話 日常のひとこま22「自他共栄」

~ 師長・副師長・主任Nsが 日々あふれている「日常ひとこま」 を
                   不定期につぶやき、発信するページです ~

皆さんこんにちは、今回ブログを担当させていただきますHCU主任の宮田です。よろしくお願いします。
今年もあと少しとなりました。年が明けると、いよいよオリンピックイヤーです。私の息子たちは柔道をしており、私も有段者であるため、オリンピックでは特に柔道を注目しています。兵庫県の柔道は全国と比べてもレベルが高く、今回のオリンピックでも兵庫県出身の選手が多数参加しています。

皆さん、柔道を創った嘉納治五郎(かのう じごろう)先生のことをご存じでしょうか?
お酒の「灘の生一本」の酒蔵家で、灘中学校・高校の創設者であり、「柔道の父」「体育の父」と呼ばれ、多くの功績を残されています。東京に「講道館」を設立し、柔道を世に広め、現在では世界各地で行われるスポーツとなりました。
柔道をしている世界各地の選手は皆「精力善用」「自他共栄」という言葉を胸に柔道をしています。これは、嘉納先生が講道館にてこの二つの精神を持って柔道を行うようにと指導され受け継がれてきたものです。
特に私は「自他共栄」を考えながら仕事や子育てをしています。

「自他共栄」・・・自分だけでなく他人とともに栄えある世の中にするために、
         相手を敬い、感謝することで助け合う心が育まれるということ

私は自他共栄という精神があれば、いじめや嫌な争いがなくなり、お互いに成長し続け、よりいい社会ができるのではないかと思っています。
常日頃、息子や私が柔道を教えている子供たちには「人に感謝しなさい、親に感謝しなさい」と言い続けています。
感謝する・相手を尊重する・相手を思いやることで、それをまた相手が返してくれると思っています。
仕事においても、自他共栄の精神があれば、相手をサポートしまた、サポートされお互いに成長することができ、それがいい看護につながり、患者様に提供することができ社会貢献に繋がると考えています。
これからも「自他共栄」の精神を胸に抱きながら頑張っていこうと考えています。
参照:eJudo、コトバンク