2019年5月29日水曜日

第129話 日常のひとこま9「日常から少し離れて…」

~ 師長・副師長・主任Nsが 日々あふれている「日常ひとこま」 を
                   不定期につぶやき、発信するページです ~

皆さま、こんにちは。今回は新館4階病棟 副師長 中野 千亜紀が担当です。

新元号となり、GWも終わりなんだかソワソワしていた時も過ぎ、日常を少しずつ取り戻している頃ではないでしょうか?また春から新生活を迎えた方は環境の変化に少し疲れが出てくることと思います。自分のペースを崩さずに、体調管理をしっかりと行ってくださいね。

ここで少し病棟の紹介をしたいと思います。当院新館4階病棟は、昨年の10月に回復期リハビリテーション病棟として、開設されたばかりの新しい病棟です。リハビリテーション看護を多職種と連携、協働して行っています。時には厳しく、時には優しく患者様に寄り添います。24時間が全てリハビリテーションで、患者様は日中ほぼベッドで過ごすことがありません。というのが回復期リハビリテーション病棟というところです。
新棟が開設され、『多職種』、『連携』、『協働』といった言葉を耳にすることが増えています。皆さんもこのワード、よく聞いているのではないでしょうか。私は看護師は24時間患者様の傍にいて、どの職種よりも患者様の事を知っているという自負がありました。しかし多職種で関わることの大切さをしみじみと考えさせられた事がありました。

先日のことでした。とても天気の良い日に、思いつきで路線バスの旅(旅まではいってないかな?森林浴でもと思って!)をしました。いつも自家用車で自分の運転で通っている道を、バスに乗ってみました(余談ですが、知ってました?バスの通勤定期を持っていると、路線が違っても本人は100円、同伴者は半額程度で結構遠くまでいけるんですよ)。乗ったバスは冷房などはなく、窓が開けられていて外の風を感じられ、川のせせらぎさえ聞こえてきました。そしてバスなので結構高いところから周りの景色を見る事が出来ました。いつもはわからない、「こんなところがあったんだ」、「車窓からの風って気持ちがいいな~」、とか「水面がキラキラ、新緑って奇麗だな」など感じることができました。

さて、ここで何を考えたかというと、みる視点が変われば感じることも違う、多職種で違う視点から患者様をとらえ連携、協働するということの意味でした。当たり前のことかもしれませんが、『はっ!』とした私の休日のひとコマでした。休日に考える事が仕事のこととはいかがなものかとも思いましたが、1時間ほどの本当に短い、短い『旅』でしたが、充実した時間を過ごすこととなりました。皆さんも『いつも』とは少し違うことをたまには体験してみてはいかがでしょうか?いつもではない何かを感じ、考えることがきっとできますよ。