2019年1月25日金曜日

第110話 日常のひとこま1「病院の顔」

~ 師長・副師長・主任Nsが 日々あふれている「日常ひとこま」 を
                   不定期につぶやき、発信するページです ~

このたび、看護部長のつぶやきに続き、看護師長・副看護師長・主任看護師から見た「日常のひとこま」を皆様にお届けすることとなりました。あたたかく見守りいただけますと幸いです。
看護部長 河本 智美
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皆さまこんにちは。看護部  師長  窓口相談室の芝田と申します。
新年を迎えたと思えば、あっという間にもう節分の話題も聞こえ、「光陰矢の如し」とはまさにこのことですね。

初めに、簡単に当院の特徴と相談窓口の役割をご紹介させて頂きます。当院は一般外来をはじめ、2次救急の受入れやドクターヘリの受入れを行う急性期病院です。私の仕事は、エントランスに来られた患者様・ご家族様のあらゆるご意見・相談に、迅速かつ丁寧な対応を心掛け、さまざまな病状等の相談に乗ります。
受付に立つということは、病院の顔として見られます。苦痛で来院されておられる患者様・ご家族様を不快な気持ちにさせないよう、接遇は一番重要なことだと考えています。また、相談内容として上位を占めているのが「どの診療科を受けたらいいかの分からない」といったことです。そこで、私なりにその診療科の選択方法を料理に例え皆様にお伝えすると、「牛肉、ピーマン、筍」ときたら、きっとチンジャオロースを連想し皆さんも中華料理屋さんをご案内しますよね。これを病気の症状に例えると、「胃が痛い、動悸がする、息苦しい」等の訴えがあれば、至急か否かを判断するために、更に7つ道具を取り出し、バイタルサイン、既往歴や全身状態の観察等を瞬時に行い脈の異常等があれば循環器内科受診をご案内します。

時には、普通に歩いて来院された患者様の容態が急変し迅速な対応トリアージ(triage)を求められ、患者様の重症度に基づいて治療の優先度を決定して選別を行うことにも協力しなければなりません。外来救急看護師と力を合わせ対応することもあります。
更に、患者様・ご家族様からは、「看護師さんが受付にいるので、何でもすぐに相談でき嬉しい、安心します」等のあたたかいお言葉を頂戴し、看護の冥利に尽き疲れも癒されます。これからも病院の顔として日々切磋琢磨して、「3つ星レストランの様な病院」を目指します。
患者様・ご家族様が安心し満足できる質の高い医療・看護が提供できるよう、自身のスキルアップにも努力して行きたいと思います。よろしくお願い致します。
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