不定期につぶやき、発信するページです。~
皆さま、こんにちは。河本智美です。
5月も後半になってきました。暑い日もあり、体調には充分お気を付けくださいね。さて、当院の新人看護師は職場にも少しずつ慣れ、日々成長しています。また、今年度の看護学生さんの臨床実習も始まりました。そして、来春に向けての就職活動もスタートを切り、たくさんの看護学生さんと出会えて、こちらもパワーを頂いています。出会いに感謝ですね。
テレビなどで国会のニュースを見ていると「~~に対し忖度はあったのですか?」などの質問があり、なんだか悪いイメージがあるのは私だけでしょうか?そこで、「忖度」について調べてみると、他人の心をおしはかること。また、おしはかって相手に配慮すること。(小学館デジタル辞書より)つまり、「(何らかの事実をもとにして)他人の心中や考えなどを想像する、推測する」ことを表す語となっています。
よく似た言葉に「慮る(おもんばかる)」というのがあるそうです。意味は、周囲の状況などをよくよく考える。思いめぐらす。(小学館デジタル辞書より)つまり「慮る」は、周囲の状況などについてよく考える、あれこれと考えを働かせること。
そしてもう一つ「思い遣る(おもいやる)」です。これは、他人の身の上や心情を推し量って、同情する。また、配慮する。(小学館デジタル辞書より)です。つまり、「思い遣る」は、他人の立場になってその人の気持ちや状況などを推測して配慮したり、同じような気持を感じたりすること。と言えるでしょう。
そして、
「忖度」=相手の気持ちを推測する、押し量ること。
「慮る」=「(相手の状況などを)よく考えること。
「思い遣る」=相手の立場になって気持ちを考えて配慮する、同情する。
とニュアンスが変わっていきます。
このようにみていくと、相手の気持ちへ関わろうとする、こちら側の気持ちや考えの様々な段階を表している言葉であると理解しました。私見ですが、私たち看護師はやはり、「忖度」よりニュアンス的には「思い遣り」ですね~。時には相手と一緒に悩み苦しみ、また喜び・・・そういう関わりが大切ですね。(^.^)
引用参考:https://kotonoha-jiten.com