2017年8月18日金曜日

第57話 看護部長のつぶやき7「みる」

~看護部長が看護にかかわるさまざまな「気になること」を
                    不定期につぶやき、発信するページです。~

皆さま、こんにちは。河本智美です。
8月に入りあっという間に半ばを過ぎてしまいました。お盆を過ぎると少しは暑さも和らぐかと思いきや、連日の猛暑更新のニュースにうんざりしてしまいますね。
このたび、81日で看護部長に就任し1年を迎えました。無我夢中でしたが、1年を迎えられましたのも、ひとえに皆さまのご協力とご支援のおかげと感謝いたします。

先日、お寺の住職の説法を聞かせていただきました。そこで、「看護」とう漢字のお話がありました。「看」は「手と目で『看る』」そして、「護」は「まもる。中のものを傷つけないように外からとりまく。かばう。」漢字の意味が私たちの職業の役割になっていますよね。看護師になり、にじゅうウン年・・気づかずに看護師人生を生きていました()。その字のみを見てるだけ・・・で、漢字の表す意味を考えていませんでした。なんと愚かな・・・。それも、他職種から気づかされるという失態・・。凹みです。(+_+)
患者さまやご家族さまに、看護師という専門職の目で「看て」そして触れて「護って」看護の原点を再認識しました。当院看護部の学生向けのパンフレットの表紙に「見る」「診る」「視る」「看る」とあるのをご存知ですか?まさしくその通りですね。

日産自動車会長のカルロス・ゴーン氏は、「『リーダーであること』を決めるのは自分ではなく、周囲の人達」と述べています。周囲からリーダーと認められるには、「この人は興味深いと感じさせる魅力」と「良い結果を出し続けること」が条件となり、自分自身は、この1年リーダーと認められる条件をクリアすることができたか?と考え、いろいろな意味で初心に戻り、内省した時間をもちました。

先週、看護学生さんより、「ブログを楽しみにしています。『運』のつぶやきが興味ありました。」とご感想を頂きました。このブログも4ヵ月目に入り、少し更新もしんどくになっていたのも事実ですが、少しの元気でも与えることができていることを、大変うれしく思っています。これからも、発信を続けていきたいと思います。

「和顔愛語(わがんあいご)」お経の中に出てくる仏語で、読んで字のごとく「穏やかな笑顔と思いやりのある話し方で人に接する」という意味です。これは、常に周りに気を配り、相手を思いやることを忘れてはいけない。嫌なことがあっても、下を向かずに前を向いて生きること。すると、笑顔は自然と縁を呼び、幸せを引き寄せる。ということです。
これからも患者さまやご家族さま、そしてスタッフの笑顔がたくさん見られますよう、努力して参りますので、よろしくお願い申し上げます。